横川新宿商店街 取壊
- 商業施設
広島県広島市西区の横川高架下商店街の解体が正式決定したようです。1963年、高架橋の建設と共にこの市営店舗エリアは発展してきました。駅近という便利な立地にガード下という独特の空間、そして昭和の時代を思い起こさせるようなレトロさのある密集したこの地は、仕事帰りのサラリーマンから学生まで多くの人に愛されてきた飲み屋街でした。「串焼 狄」や「赤ひげ」など名店として知られる店舗もあり、「あそこには職場の先輩や上司に連れて行ってもらった思い出の店があった」という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
2018年4月から7月の間に解体、その後補強や修理の予定となっているそうです。54年の歴史の閉幕となります。ただし新店舗では賃料の上昇が予想され、そのまま廃業となる店もあるかもしれません。思い出のあの佇まいだけでなく、味までも失われてしまうとは何とも寂しいことです。
(2018年6月執筆)
沢山の思い出をありがとうという声が聞こえてきます。
地域の大切な憩いの場所でした。長年に渡り本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXSTAR様/PIXTA