[三江線] 尾関山駅 廃駅
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JR西日本三江線の尾関山駅(広島県三次市三次町1770)が63年の歴史に幕を下ろします。 同駅は1955年に三江南線の開業にあわせて設置された駅でした。住宅地に囲まれている尾関山駅は山奥の中にも関わらず昭和60年までは有人の駅でした。駅前広場に佇む白壁の小さな木造の駅舎は、街中では見ることのない味のある佇まい。駅前の商店で切符の販売がされていた時期もあったようです。
尾関山は三次市では有名な桜の名所。花見の季節には多くの人手で賑わいます。尾関山トンネルや江の川の鉄橋など絶好の撮影箇所が多く、鉄道ファンやカメラマンに人気の駅でもありました。
地域によりそうように静かに佇んでいた当駅ですが、残念ながら2018年3月31日をもって、三江線の廃線に伴って廃駅となりました。美しい駅は人々の心の中に永遠に記憶されることでしょう。
(2018年10月執筆)
周辺の街並みと完璧に調和するすばらしいホームです。長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA
VIDEO:Rail工房天都 様