愛岐トンネル群
- 建物・施設
愛岐トンネル群(愛知県春日井市玉野町)は「日本三大廃線トンネル郡」のひとつともいわれている、約8キロメートルのトンネル群。旧国鉄時代の13ヶ所ものトンネル群を要した廃線跡地が残されています。
1900年に開通した愛岐トンネルでは、14基ものトンネルが掘られています(のちに1基は閉鎖)。この路線が完成したことにより、岐阜や長野の森林資源や陶磁器窯土などが名古屋へ運ばれることとなりました。しかし新しいルートの開通により1966年に廃線となり66年の歴史に幕を下ろしたのち、人々の記憶から薄れていましたが、その後数ヶ月の探索を経て発見されました。現在では「愛岐トンネル群保存再生委員会」により保存再生が行われています。
現在、愛岐トンネル群は普段は立入禁止区域となっていますが、春と秋に期間限定で一般公開が行われています。興味のある方は、ぜひ一度この場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2023年4月執筆)
在りし日の営みを今に伝える場所です。
旧国鉄開通当時の姿が残されている愛岐トンネル群。足を運びたい場所です。
PHOTO:PIXTA