Final 2026年11月30日 記事淡路ワールドパークONOKORO 閉園/解体のイメージ画像 History 41年

淡路ワールドパークONOKORO 閉園/解体

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くにうみ神話の地に築かれた祝祭の舞台 ― 淡路愛ランド博、開幕の記録

1985年(昭和60年)、淡路島と徳島県を結ぶ大鳴門橋の完成を記念し、島全体を緑豊かなリゾートへと変える構想のもと、津名郡津名町塩田新島(現・淡路市)の埋立地260,000平方メートルを会場に博覧会が企画されました。名称には、伊弉諾尊と伊弉冉尊が天の沼矛で海をかき混ぜ、滴った雫が島になったという古事記の国生み神話が込められています。同年4月21日に開幕し、同年8月31日までの133日間で総勢2,180,000人が来場、おのころアイランド、淡路ファームパーク、大鳴門橋記念館の3会場で展開されました。


震災を越えて生まれた、新時代のテーマパーク

博覧会終了後、会場は「おのころ愛ランド公園」として恒久的なテーマパークに姿を変えましたが、1995年(平成7年)1月17日の阪神・淡路大震災で大きな被害を受け、一時休園を余儀なくされました。その後、行政と民間による第3セクターが設立されて復興が進み、1998年(平成10年)4月5日の明石海峡大橋開通に合わせて園内を全面改装、「淡路ワールドパークONOKORO」として生まれ変わりました。敷地は博覧会当時の26ヘクタールから約12ヘクタールへと規模を縮小し、世界の有名建築を25分の1スケールで再現した「ミニチュアワールド」を中心的な見どころとして展開しました。かつて園内には、ジャーナリスト・兼高かおる氏の旅の記録や民芸品を集めた「兼高かおる旅の資料館」もありましたが、2020年(令和2年)に閉館しています。


指定管理者制度のもとで続いた、地元による運営

第3セクターの経営が赤字基調に陥ったことを受け、2007年度(平成19年度)に公設民営化へと転換し、2012年(平成24年)11月1日には、地元建設会社などが出資する「株式会社ONOKORO」が淡路市の指定管理者に選定されました。契約期間は2027年(令和9年)10月31日までの15年間とされていました。


41年の歴史に幕、2026年11月末の閉園

2026年(令和8年)8月26日、施設の老朽化と改修費用の確保が困難であることを理由に、同年11月末での閉園が公表されました。土地を所有する兵庫県企業庁、管理を代行する淡路市、運営会社の3者による協議の結果、契約満了を待たず土地と施設を県へ返還することで合意しています。閉園日は2026年11月30日、翌2027年10月末までに建物やアトラクションが撤去され、更地として返還される予定です。淡路市議会では2026年9月1日開会の定例会に、施設を廃止する条例案が提出されています。閉園から更地化までの間、くにうみ神話の地に41年間根づいたこのテーマパークを、一度訪れてみてはいかがでしょうか。

(2026年8月執筆)

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